こんにちは。
ジュノスタイルの若林純子です。

このコラムでは、ヨガが大好きになり、陰ヨガと出会い、そして瞑想を学ぶ機会を得た現在までのお話をしたいと思います。題して「私のヨガの道」です。
先日、生徒さんの一人からメッセージをもらいました。「陰ヨガとマインドフルネス瞑想を始めてから、それらが無くてはならないプラクティスになった」という内容でした。私が感じてきたことと重なるところがあり、自分のこれまでを振り返るきっかけとなりました。

たくさんヨガに触れること

ヨガは経験値がものをいうと思うのです。とにかくヨガにたくさん触れることです。自分の体でポーズをして、感じて、知ること。ヨガがどんどん自分の身体に馴染んでくると、ヨガを通じて“自分の色々なこと“に気がつき始めます。

「陰ヨガの練習を始めてから、ヨガに限らず待つこと、受け容れることができるようになってきたなと体感しています。陽ヨガの練習でも、陰を感じながら動く、心の中はスローダウンしている感覚を感じられるようになってきました。」（生徒さんのメッセージより抜粋）

陰ヨガとの出会いが変えた陽ヨガ

本格的にヨガのプラクティス始めたのは、31歳だったと思います。私は、ヨガが大好きになりました。その頃、ホーチミンに住んでいた私は、アメリカ人が経営しているヨガスタジオに毎日のように通っていました。スタジオがお休みの時や行けなかった日は、スタンディングポーズから、インバージョンまでの独自のシークエンスを作って、自宅で９０分の自己練習をしていました。陰ヨガや陰の概念を知らない時でしたから、体は筋肉でパンパン気味。特に、習っていた先生がforest yogaが大好きな先生だったので筋肉中心のヨガでした。

陰ヨガに出会ったのは、もう少し後なのですが、陰ヨガをヨガのプラクティスに取り入れてからは、筋肉だけでなく体の奥（骨周り）の柔軟性が高まりました。すると、内側で感じるアーサナにフォーカスするようになり、陽ヨガのダイナミックさが変わりました。一方で、動きの中にあっても、ゆっくりとした丁寧さがある陽ヨガにもなりました。

陰ヨガが変えたもの

さらに、体を鍛えるだけでなく、メンテナンスをすることにも意識がいくようになりました。休息をとる、睡眠の質の向上、食事の充実などです。陰ヨガの効果は、ヨガや身体そのものだけでなく、日常生活にまで及びました。陰ヨガの哲学である陰陽論や五行論などをベースとした中医学を学んだこともあり、ライフスタイルをいかに質の良いものにするかにも焦点が当たったのです。

ただ、精神的な穏やかさには何か不足感を感じていて、長い間ずっと解決しませんでした。そして、６年前にやっと出会えたが瞑想が、現在に至るまで心の謎を少しずつ解き明かしてくれています。
瞑想は、マインドフルネス瞑想（シャマタ・ヴィパッサナ瞑想）を中心にプラクティスしています。ヨガへの向き合い方も変わり始めました。身体で行うアーサナですが、実は、精神面も大きく影響していることに気がついたのです。

ヨガの最終目的とは

ヨガの経典「ヨガスートラ」を読んでいると、現在私たちがイメージするところのアーサナの話は一つも出てこなくて、心の静けさをそのゴールとしていることに気がつきます。それがいわゆる“悟り”です。ヨガスートラによると、悟りに辿り着くために８つの階段があります。３つ目にアーサナ、７つ目に瞑想、８つ目に悟りという順番です。つまり、瞑想を通らないとヨガの完成に至らないということになります。おそらくここで示されている瞑想は、シャマタ・ヴィパッサナ瞑想（の性質をもつ瞑想）を指していると思います。

心を静寂にすることがヨガの目的であるのなら、静けさを養うアーサナをすることはとても大切です。陰ヨガはその性質そのものが「静」ですし、陰ヨガが身体に馴染んでいれば、陽ヨガも静かな性質をまとってきます。そこからは、マインドフルネス瞑想をすることで、心の静寂を感じられるようになるでしょう。

まだまだ１００％の悟りに辿り着けたわけではないですが、私のヨガはどこに向かったらいいかだけは明確になっています。私のヨガの道に迷いはないのです。その意味で、自分のヨガは、十分に充足していると感じます。

私はおばあちゃんになっても、ずっとこのヨガというお仕事を続けていくでしょう。どんなヨガおばあちゃんになっているのだろう？笑。
これからも、皆さんと一緒にヨガをして、瞑想をして、勉強して、学んで、意味のある日々を過ごしながら年齢を重ねたいと思っています。

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• ＊Junostyleは、全米ヨガアライアンス認定スクールです。RYT200とRYT500の両資格の取得が可能であり、ヨガから瞑想までトータルで学べるヨガスクールです。特に、陰ヨガがメインとなりますが、ヨガを通して精神や心の質を高めることに注力しています。（詳細は＞＞＞こちら）

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