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朝ごはんにお味噌汁のすすめ

ご自身の体調を確認するバロメータは何でしょうか?
肌の調子、体のむくみ具合など、それぞれの基準をお持ちかと思いますが、Junostyle代表・渡辺純子が2015年7月の陰ヨガコラム「夏の元気は“食欲”から」にてご紹介しているように、「食欲」は自分が元気かどうかを知るための大切なバロメータのひとつです。 私たちは日々のご飯から栄養をもらっていますが、食べた物を体に取り込み、エネルギーとして使うためには、消化の力が必要です。上記のコラムでは、「消化のエネルギーが最も働く時間は午前中」なので、元気の秘訣は「朝ご飯をもりもり食べること」と解説されています。 そんなわけで、今回Junostyleがオススメするレシピは、朝ごはんにぴったりなお味噌汁。ヨガの先生と『ゆるベジ食』を伝える活動をされている山内規総子さんが発信されているお料理の中から、「モズクのお味噌汁、たまごと山盛りネギ添え」をご紹介いたします。


モズクのお味噌汁、たまごと山盛りネギ添え

味噌は、中医学・西洋医学のどちらの分野においても健康にいいとされるスーパー調味料。中医学の分類では鹹味(かんみ)・涼性に属し、余分な水分の排出を促したり、体を潤してほてりやのぼせを冷ましたりと、肝と腎の働きを助ける食材とされています。西洋医学においては、味噌にはタンパク質、食物繊維、ビタミンなどの栄養素がたっぷりと含まれ、動脈硬化や脳卒中、骨粗しょう症の予防、がんの発生抑制に役立つとの研究発表があります。また、メラニン生成の抑制による美肌効果、抗酸化作用もある他、発酵食品である味噌に含まれる植物性乳酸菌は腸内環境を整えてくれます。

具のモズクはフコダインという水溶性の食物繊維をたっぷり含んでおり、血糖値の上昇を穏やかにし、血液をサラサラにする作用があり、その他にも新陳代謝の機能をあげたり、脂肪分解を促したりする栄養素も含んでいます。
卵も、いわずと知れた高タンパクの優秀食材。必須アミノ酸の他、ミネラルとビタミンも豊富に含んでいます。薬味のネギは体を温め、食欲増進を促してくれます。

これらがたっぷりと入ったお味噌汁。ちょっぴり元気がない朝には、ご自身をやさしく労るための一杯として、そして食欲満点な元気な朝にはおかずのひとつとして、その日の状態に合わせてお召し上がりください。

レシピの詳細は、山内先生が主宰されている『ゆるベジ食』のクラスへお問い合わせください。


レシピ考案:山内規総子(やまうち・みさこ)

自身の病をきっかけにヨガと出会い、活き生きるエネルギーを蓄える陰ヨガに強く共感する。陰陽ヨガと共に野菜を中心に何でも美味しく頂く『ゆるベジ食』を伝える活動をしている。
プロフィール:https://junostyle.jp/teacher/detail/24
Facebookページ:https://www.facebook.com/misako.yamauchi.9