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集中力をアップするヨガと瞑想

こんにちは。
ジュノスタイルの若林純子です。

桜はあっという間に散ってしまいましたが、現在、新潟ではチューリップがあちこちで綺麗に咲いています。色とりどりのチューリップを見ていると、春の訪れを五感で感じている実感が湧きます。季節を肌で感じる暮らしは、ヨギらしい。“今に生きている”感覚がします。

GWからスタートする5月ですが、勝負はGW後ではないでしょうか。最近はリモート就労が取り入れられて、コロナ以前とは様子が少し違うかもしれませんが、「五月病」という言葉があるように、心身の健康のバランスが崩れやすい時期になります。
一方で、4月からスタートした新年度も1ヶ月が過ぎて、お仕事のパフォーマンス向上をどんどん行っていきたい時期でもあるかと思います。そんな5月を乗り切るためのキーワードを「集中力」としたのが今月のヨガと瞑想です。

集中力ってなに?

マインドフルネス瞑想は心の修練法ですが、一般的に、集中力を高めるのに効果があると言われます。私もマインドフルネス瞑想を暮らしに取り入れてから、陰ヨガで培った落ち着きに加えて、重厚感のある集中力が増したと思います。

しかし、この場合の“集中する“とは、決して、集中する事柄のみに注意をおき、周囲から目を外らすことはでありません。力づくで意識を対象物に向けたり、過集中を起こすことでもありません。とても大事なポイントですが、思考も使いません。残念なことに、そういった練習方法をしていくと、逆に自我が強くなり、自分勝手な我がままになるとダルマは諭しています。

ここでいう集中とは、
一所に意識を置き続けることで、落ちつきが生まれること。そして、その揺るぎない落ち着きにより、周辺視野まで意識が自然に広がり、気づきと閃きのスペースが与えられること。

良し悪しといった判断、固定観念、先入観など思考を外し、“今ここにある”状態を五感で感じている状態とも言えます。一流のスポーツ選手がいう「ゾーン」の状態とよく言われます。今起きていることに意識を置き続けて、その状態と一緒にいることです。つまり、マインド(意識・心)を100%フルに“今”におくことなのです。マインドフルネスとは、その状態のことを指しています。

また、ヨガのアーサナも同じと私は感じています。身体的な動作だけでなく、精神や心も体にシンクロさせてあげることで、落ち着きとクリアさを与えます。ヨガが自分を見つめるツールである所以です。

皆さんのヨガや瞑想は、上記のような集中になっていますか。今一度、ご自分の練習を見直してみてください。今月も、皆様と一緒にプラクティスできるのを楽しみにしています。

  • *Junostyleは、全米ヨガアライアンス認定スクールです。RYT200とRYT500の両資格の取得が可能であり、ヨガから瞑想までトータルで学べるヨガスクールです。特に、陰ヨガがメインとなりますが、ヨガを通して精神や心の質を高めることに注力しています。(詳細は>>>こちら
  • *過去のワークショップを一定期間視聴できます。見逃した方、まとめて学習やプラクティスをしたい方におすすめです。詳細等は、オンデマンド〈見逃し配信〉をご覧ください。

若林純子

株式会社ジュノスタイル代表取締役。陰(いん)ヨガ指導者。
Junostyle~自分らしい自然なライフスタイルを探す旅~というコンセプトのもと、陰ヨガ、アロマセラピー、食を通して「陰(いん)のあるライフスタイル」を提案。
とくに、女性のライフスタイルのバランスを追求し、日本全国やアジアで陰ヨガのワークショップを行っている。講師養成にも積極的に取り組んでいる。
全米ヨガアライアンス認定講師・英国IFA認定アロマセラピスト。
若林純子のブログ:https://junostyle.jp/ownerblog/