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1年の疲れを癒そう

こんにちは。
ジュノスタイルの渡辺純子です。

2022年も残りわずかになりました。皆様の2022年はどんな1年だったでしょうか。今年もコロナに翻弄された年ではありましたが、経済活動をしていこうという流れが少しずつ出てきたことは少しプラスかなという気がしています。
このコラムは、2022年最後の投稿になりますが、引き続き、陰陽思想の哲学をもとにヨガから学んだことを綴っていきます。

陰陽論が説く調和

中医学をベースにした陰ヨガを通じて日々感じていることは、季節の流れを感じながら日々を過ごすことの大切さです。食に旬のものを取り入れるように、自然界で起こることに順応しながらの毎日は、健やかでいるために不可欠なことです。四季や二十四節気のような自然の流れに身をまかせることで、陰陽の説く調和が実現します。ジュノスタイルは、陰ヨガを土台に、そのような調和の取れたライフスタイルを提唱しています。

最近、雑誌や記事を見ていると、「整う」というワードをよく目にします。大概は、サウナやスパ等の宣伝文句に使われているようですが、皆さんの日常は整っていますか。
中医学では、気の集まるところに健康が、気が虚しているところに病が集まると言います。まさに、気が不足なく集まり、滞ることなく巡っていることが「整う」ということでしょう。

睡眠時間を削って心身に無理をさせていたり、休息を取らずに忙殺されていたりしていませんか。肩こり、頭痛、腰痛、むくみ、冷え、食欲不振など未病に悩まされていませんか。美味しくご飯を食べたり、心から笑っていますか。

一番いけないのは、忙しさにぐるぐると巻き込まれていて、ちょっとした不調も気にならなくなることです。それを、瞑想哲学では、「無知」といいます。曇ったメガネで物事を見ていて、きちんと現状を把握する力に欠けているのです。それは、自分を大切にしていないことと同じです。

健康は自身の在り方

ヨガに出会ってから健康コンシャスになった私ですが、健康であることは、単に身体の調子が良いとうだけでなく、自身の在り方にも関係すると感じています。やりたいことをどう実現していこうか、どう毎日を楽しんでいこうか、あらゆる人間関係においてどういう振る舞いをするべきかなど、人として生きるための大事なコトに繋がってくるのです。

今月のテーマは、『1年の疲れを癒そう』です。1年間頑張ってきた心身をケアしようね、ということですが、同時に、自分自身の在り方をこの節目に見直してほしいという想いもあります。まずは、無知からの脱却です。

自分の体と呼吸に静かに意識を向けながら、自分のことに真剣に取り組んでみませんか。きっと、新しい気持ちで2023年を迎えられることになるでしょう。皆様と一緒にプラクティスできるのを楽しみにしています。

  • *過去のワークショップやzoomレギュラークラスが一定期間視聴できます。見逃した方、まとめて学習やプラクティスをしたい方におすすめです。詳細等は、オンデマンド〈見逃し配信〉をご覧ください。

渡辺純子

株式会社ジュノスタイル代表取締役。陰(いん)ヨガ指導者。
Junostyle~自分らしい自然なライフスタイルを探す旅~というコンセプトのもと、陰ヨガ、アロマセラピー、食を通して「陰(いん)のあるライフスタイル」を提案。
とくに、女性のライフスタイルのバランスを追求し、日本全国やアジアで陰ヨガのワークショップを行っている。講師養成にも積極的に取り組んでいる。
全米ヨガアライアンス認定講師・英国IFA認定アロマセラピスト。
渡辺純子のブログ:https://junostyle.jp/ownerblog/