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夏バテ解消のための陰ヨガ

こんにちは。渡辺純子です。

2019年7月の陰ヨガのテーマは、「夏バテ解消のための陰ヨガ」です。夏は暑さのせいで、食欲不振、消化不良、腹痛や下痢、気だるさ、やる気が出ないなどの症状が出ることがあります。夏バテ解消のために、消化器を中心とした五臓にアプローチした陰ヨガプラクティスをします。

身体を冷やさないように

夏は暑いので、どうしても、クーラーの効いた部屋の中で、冷たい飲み物を飲んだり、アイスを食べたりしがち。身体が冷えると代謝が悪くなり、内臓の働きも弱ります。特に、消化器の働きを保つことも身体を冷やさないために大切なことです。 (「夏に備える陰ヨガ」もご覧ください。)

胃を直接冷やしてしまうことは、エネルギーを作るキッチンの火を起こす機能を低下させてしまいます。火を保つことは、代謝のために必要です。太りにくい身体をつくるためにも、この火のキープが大切です。 また、身体が冷えると、免疫力が弱りますので、夏風邪をひきやすくなってしまうことも。夏でも、冷たい飲み物をできるだけ飲まずに、常温か温かいものを飲みましょう。


軽い運動で汗をかきましょう!

では、どのように身体にこもった熱を発散したらいいでしょうか。まずは、軽く汗をかくこと。朝活にウォーキングをするのもいいです。軽くヨガをすることもオススメです。しかし、サウナに入ったみたいに汗をかき過ぎは、エネルギーを過度に消耗し、逆効果です。エネルギーの陰(保存)と陽(消費)のバランスは、必ず保つようにしましょう。運動などで汗をかいた後(または夕方など)で、具合が悪くなってしまうようだったら汗のかく量を控えましょう。


夏野菜を食しましょう!

それから、夏野菜を食すことです。夏野菜は、身体を冷やす効果が期待できる旬の食べ物です。例えば、トマト、なす、ゴーヤ、きゅうり、ウリなどが当てはまります。苦味のある味は、身体をクールダウンしてくれます。毎日の食卓に、夏野菜をたくさん摂りましょう。ただし、冷えがひどい人は、食べ過ぎの注意です。生姜など温める食材も合わせて食べましょう。

陰ヨガの基本理念である陰陽五行説は、このような季節ごとにライフスタイルの過ごし方を教えてくれています。


渡辺純子

株式会社ジュノスタイル代表取締役。陰(いん)ヨガ指導者。
Junostyle~自分らしい自然なライフスタイルを探す旅~というコンセプトのもと、陰ヨガ、アロマセラピー、食を通して「陰(いん)のあるライフスタイル」を提案。
とくに、女性のライフスタイルのバランスを追求し、日本全国やアジアで陰ヨガのワークショップを行っている。講師養成にも積極的に取り組んでいる。
全米ヨガアライアンス認定講師・英国IFA認定アロマセラピスト。
渡辺純子のブログ:https://junostyle.jp/ownerblog/