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正月太りを解消しよう!(パート2)

こんにちは。渡辺純子です。

2017年1月の陰ヨガのテーマは、「正月太りを解消しよう!」です。

「正月太りを解消しよう!パート1」からの続きです。

アンチエイジングの内蔵「腎(じん)」への影響も

冬は、滋養をする季節であることは、陰(いん)の季節に入った秋くらいからお伝えしてきました。私が東京や他の都市でも開催している「冬の陰ヨガ」講座の中の講義でも、腎の役割についてはよくお話しています。腎は、生命維持のためのエネルギー(元気)を蓄える機能を持ちます。だから、滋養の冬は、腎の滋養のベストシーズンであるのです。

中医学では、土の五行は、水の五行を上手に管理する関係(相剋の関係)にあり、五臓(ごぞう)に当てはめると脾(ひ)が腎をコントロールする関係です。脾は胃とともに消化活動を行う内蔵です。例えば、過剰に食べたり飲んだりすると、胃が疲労を起こし、胃の中に不要な熱が溜まります。胃の中に不要な熱がたまり、土の五行が不調和になると、水の五行である腎の調和も崩れやすくなるのです。
胃熱が溜まるとエネルギーのバランスが陽過多となり、消化不良、便秘、顔のむくみ、口や唇の乾き、冷たいものを飲み過ぎてしまうなどの不調和が起こります。これらは、土の五行の不調和です。だから、冬の養生において最も大切な腎を守るためにも、胃腸を万全にしておくことは重要なのです。


内なる火の源をつくる土の五行

胃が食べ物を消化し、エネルギーを摂取した後は、腎にそのエネルギーが蓄えられます。内なる火(インナーファイア)の源です。この内なる火が、消化や代謝などあらゆる整理活動を維持しています。精神を強く元気に温かく保つ火でもあります。その火が尽きることなく燃え続けるためには、腎がエネルギーを絶え間なく保存し続けてくれることが必要なのです。冬は、心身の健康を見直し、取り戻す季節といってもいいでしょう。
「Junostyleの冬の陰ヨガ」


渡辺純子

株式会社ジュノスタイル代表取締役。陰(いん)ヨガ指導者。
Junostyle~自分らしい自然なライフスタイルを探す旅~というコンセプトのもと、陰ヨガ、アロマセラピー、食を通して「陰(いん)のあるライフスタイル」を提案。
とくに、女性のライフスタイルのバランスを追求し、日本全国やアジアで陰ヨガのワークショップを行っている。講師養成にも積極的に取り組んでいる。
全米ヨガアライアンス認定講師・英国IFA認定アロマセラピスト。
渡辺純子のブログ:https://junostyle.jp/ownerblog/