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2015年5月の陰ヨガ:休息力のアップ

Junostyleでは、毎月テーマに沿って陰ヨガをご紹介しています。
「今月の陰ヨガ」5月のテーマは、「休息力」です。

ベーシック&アドバンス:「ツイストルートでリラックス&リセット」
経絡シリーズ:「ストレス緩和のための陰ヨガ」
月経シリーズ:「月経中におすすめの陰ヨガ」

大切なのは質!心身の休息力と回復力のアップ

忙しい日々を送っている人こそ、OnとOffの切り替えがとても大切でしょう。5月は、五月病と言われるように、ちょうど疲れがでる頃。まだまだ頑張って仕事したい、活動したいという人こそ、一旦立ち止まって、心身のリラックス&リセットをするのがいいでしょう。

多くの人が、休息は何もしていない行為だと考えがちです。でも、私たち人間は必ず睡眠が必要であるように、休息する行為は活動の基本となります。休息することを、頑張る必要があるのです。時間は24時間と限られているので、心身の休息の質=休息力をアップすることは、ライフスタイルの質向上に繋がるでしょう。

ツイストルートは、誰もが心地いいと感じられるポーズのひとつです。難しいポーズではないので、初心者さんでも無理なく、気持ちよくできます。また、先生にアジャストしてもらうと、リラックスがとても深まる魔法のポーズです。背骨のポーズのひとつであり、神経をリラックスさせて、休息力や回復力のアップが期待できます。

五月病になる前に、ツイストルートで心身のリラックス&リセットを!

炎上した気のクールダウンと静かな時間をもつこと

ストレスに対して、まず最初に対処すべきことは、精神の安定でしょう。気分がアップダウンしたり、気持ちが落ち着かなかったり、五感が激しく反応しすぎたりすると、心身に悪影響が生じてしまいます。今月は、五月病に負けないように、過度なストレスにさらされたとき、陰ヨガを使ってストレス緩和を促す経絡シリーズをご紹介します。

ストレスに対する反応は個人差がありますが、春という季節を考えるとイライラしたり、怒りっぽくなったり、感情をコントロールしにくくなるなど、気分の乱れが目立つのではないでしょうか。中医学では、これを気の炎上と捉えます。従って、気の過度な上昇を平常な状態に戻し、ストレスによって消耗した気の回復力(睡眠の質など)を高めることがポイントです。

ストレスの解消法には、さまざまな方法がありますが、精神の落ち着きを取り戻すという観点から陰ヨガでできるストレス解消は、以下の2つが主な効果でしょう。ストレスを感じたら、まずは陰ポーズを試してみてください。

①気血のクールダウン
陰ヨガから得られる静寂さは、気血を穏やかな動きに戻す助けになります。気の炎上は、血に過度な熱を与えてしまい、気血ともに消耗する原因となります。気血の消耗は、ストレスに対抗するエネルギーが減るということです。クールダウンすることで、気を補充し、眠りの質を高めます。さらに、眠ることで血が温存されます。

②静かな時間をもつこと
静かな時間をもつことで、精神的に散乱した気をまとめます。グラウンディングを促し、きちんと地に足をつけてくれます。感情的になってしまうと大きな失敗をする可能性が高くなるのは、私たちの経験から容易に知ることができるでしょう。落ち着くことは、ストレス解消の最初のステップです。

月経中は休息を

Junostyleでは、女性の健やかなライフスタイルを提案するなかで、陰ヨガをおすすめしています。特に、月経中の陰ヨガプラクティスは、気の流れを整えて、自然治癒力を高め、女性の本来もっている体の力を100%発揮できる体質づくりのお手伝いをします。

月経中に行いたいのは、休息です。月経のトラブルを悪化させる原因は、過度な疲れや、無理なダイエット、睡眠不足、飲酒や喫煙などです。従って、できるだけ気を保存する行為、つまり、陰の行為をすることが、月経期間をスムーズに過ごすポイントです。休息力アップを促す「月経期の陰ヨガプラクティス」は、女性の健康とキレイにとても大切なプラクティスです。

渡辺純子

株式会社ジュノスタイル代表取締役。Junostyle~自分らしい自然なライフスタイルを探す旅~というコンセプトのもと、陰ヨガ、アロマセラピー、食を通して「陰のあるライフスタイル」を提案。特に、女性のライフスタイルのバランスを追求し、日本全国やアジアで陰ヨガのワークショップを行っている。指導者養成にも積極的に取り組む陰ヨガ講師。

  • 現在、シンガポール在住。
  • 全米ヨガアライアンス認定講師・英国IFA認定アロマセラピスト。
  • 渡辺純子のブログ:https://junostyle.jp/ownerblog/