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更年期のためのアロマセラピー

こんにちは。渡辺純子です。
女性の不定愁訴には、個人差がありその症状はさまざまです。自律神経を司っている視床下部に作用するアロマセラピーは、ストレスに弱い女性の生理的な身体を守るのにもとても適しています。10月は、「更年期・プレ更年期のための陰ヨガとアロマセラピー」講座を東京と京都で行いますがその一部をご紹介します。

女性ホルモンを整えるゼラニウム

更年期障害とは、ホルモンバランスが崩れることによる不調を指します。更年期に、ホットフラッシュ、頭痛、イライラ、気鬱などの不調を経験している女性は少なくありません。更年期は、初潮を迎えた十代半ばの時のように、閉経に向かい身体が変化するとき。できるだけ緩やかな女性ホルモンの変化を助けるために、アロマセラピーはおすすめです。
女性特有の不調緩和に対して利用できるアロマはたくさんありますが、女性のホルモンバランスを整えてくれる精油のひとつはゼラニウムです。一般に、月経前症候群(PMS)緩和のためのアロマセラピーなど、月経に関する不調にはゼラニウムを使うことが多く、講座やリトリートでアロマセラピーに触れる際に、PMS対策としてゼラニウムのブレンドオイルをご紹介しています。ゼラニウムは、温める作用もあることから、血液循環を促し、月経を通してくれます。更年期にありがちな気の巡りが滞って起きる、肩こりや頭痛などの不調緩和も助けてくれます。冷え性の女性には、是非、ブレンドオイルを作って、下腹部や仙骨のまわりをマッサージするといいでしょう。


センタリングと陰(いん)

ゼラニウムは、バランスのアロマです。バランスとは中心軸があること。身体のバランス、精神のバランスなど、心身全体のセンタリングを助けてくれるアロマです。更年期の女性の体は、このセンタリングを促す心身の陰の力が減少するので、更年期障害と言われる不調が出てくるのです。ゼラニウムの力を借りて、もう一度地に返るようなセンタリングを促すことで、安定した気の流れと精神を取り戻せるでしょう。


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渡辺純子

株式会社ジュノスタイル代表取締役。陰(いん)ヨガ指導者。
Junostyle〜自分らしい自然なライフスタイルを探す旅〜というコンセプトのもと、陰ヨガ、アロマセラピー、食を通して「陰(いん)のあるライフスタイル」を提案。
とくに、女性のライフスタイルのバランスを追求し、日本全国やアジアで陰ヨガのワークショップを行っている。講師養成にも積極的に取り組んでいる。
現在、シンガポール在住。全米ヨガアライアンス認定講師・英国IFA認定アロマセラピスト。
渡辺純子のブログ:https://junostyle.jp/ownerblog/